川崎市立看護大学

2026
OPEN CAMPUS
REPORT

2026.08.02

2026年度
第2回オープンキャンパス
レポート

夏休み期間の8月最初の日曜日に川崎市立看護大学でオープンキャンパスを開催しました。
受付開始と同時に、看護師を目指す高校生とその家族や社会人など本当に多くの皆様にご来場いただきました。

川崎市立看護大学入口多くの来場者が入っていく様子

当校では、スーツや看護師のユニホームで正装した学生、職員がにこやかに出迎えました。

オープンキャンパス受付の様子

オープンキャンパスプログラム

見学だけでなく、講義や相談、体験プログラムもある盛りだくさんのプログラムです。

大学の講堂では、岩屋講師により、オープンキャンパスの開会が宣言され、荒木田学長より、開会のあいさつがありました。

講堂に集まる参加者

荒木田学長は、まず、今回の熊本地震で被災された方々とその関係者に対し、心よりお見舞いの言葉を述べました。続いて、川崎市が若者にとって暮らしやすい街であることを紹介しました。
また、環境保全や災害医療にも言及し、川崎市の多くの医療機関がDMAT(災害派遣医療チーム)を有していることを説明しました。さらに、川崎市では看護職の人材確保が課題となっている現状についても指摘し、看護大学・大学院としての本学の役割は大きく、優秀な看護職の育成が求められていることから、多くの人に本学で学んでほしいという願いを、会場を埋めた来場者に呼びかけました。

川崎市の説明をする荒木田学長 荒木田学長の問いに手を上げる参加者

次に、糸井副学長から、「地域に育まれ大きくはばたく」をスローガンとする本学の特色や、看護職とはどのような仕事なのか、また看護職が選ばれる理由について説明がありました。
副学長は、「人が暮らすところに看護がある」と述べ、看護とは人々の人生に寄り添うものであり、その実践には「なぜその看護が必要なのか」を考える根拠に基づいた姿勢が重要であることを強調しました。
また、本学のアドミッション・ポリシーについても紹介し、地域社会への関心を持ち、地域に貢献しようとする意欲のある人材を求めていることを示しました。
さらに、「自分に合った進路を考えて選んでください。」「地域の方との交流が学びにつながります。」と、進路選択を控えた参加者に呼びかけました。

国家試験対策については、2年次から段階的に実施していることを紹介しました。就職支援では、3年次に就職説明会を開催し、4年次には面接指導やエントリーシート作成支援を行うなど、充実したサポート体制を整えていることを説明しました。また、卒業後の進路として大学院進学という選択肢についても言及しました。

続いて、事務局から、入試制度および奨学金制度について説明があり、参加者は熱心に耳を傾けていました。

説明をする糸井副学長 事務局からの説明

講堂にて、看護に関わる2つのミニ講義が行われました。
1回目は、羽田教授による「風は未来へ、看護のミッションとビジョン2040へつながる物語」です。教授は、「一人の思いが、誰かの人生を変え、やがて未来の医療を動かしていく。」というメッセージを掲げ、医療経営の視点から将来の医療のあり方について語りました。

続く2回目の講義では、佐藤教授が「あなたも必ず歳をとる。『老い』を学んで考えるこれからの地域社会」をテーマに講演しました。老年看護を中心に、健康寿命や高齢者の社会参加、生活習慣病、終活に至るまで幅広い内容を取り上げました。

この講義を受けた高校生からは「自分はまだ若く、老いることへの不安はあまりありませんが、老いていくことについて自分自身で考えながら生きていきたいと思いました。」との感想が聞かれました。

講義をする羽田教授 佐藤教授による講義風景

地域の健康を支える保健師の役割や、本学の保健師課程のカリキュラムについて紹介しました。また、保健師課程を履修するための学内選抜制度や、国家試験についても概要を説明しました。
健康測定体験コーナーでは、「血管年齢測定」や「握力測定」などを実施し、来場者の皆様に実際に体験していただきました。 このほか、「実習地域を知る~川崎市麻生区」と題したプレゼンテーションを行い、保健師課程の実習地域について紹介しました。

保健師課程の紹介を聞く参加者 「実習地域を知る~川崎市麻生区」のプレゼンテーション

6名の教員が各ブースに分かれ、本学での学びや学生生活、入試・奨学金制度などに関する質問や相談に応じました。
参加者は関心のあるブースを訪れ、パンフレットや資料を手にしながら、教員の説明に熱心に耳を傾けていました。
教員との個別相談では参加者からさまざまな質問が寄せられ、教員とのやり取りを通して疑問や不安を解消しようとする様子がうかがえました。

教職員個別相談の様子 職員の話に聞き入る親子

看護学部の1・3・4年生の在学生が、授業や実習、学生生活について、自身の経験を交えながら紹介しました。
会場では、「大学入学共通テストで使用した受験科目」や「本格的に受験勉強を始めた時期」のほか、アルバイトの頻度や通学方法など、さまざまなテーマのスライドを用いて説明しました。参加者は、在学生ならではの体験談やアドバイスに熱心に耳を傾けていました。

在学生グループ相談教室の様子 在学生が回答する様子

在学生2名と少人数の参加者が交流する「在学生グループ相談」を実施しました。
参加者は、授業や実習、サークル活動、学生生活などについて、在学生ならではの率直な体験談に耳を傾けました。
高校生やそのご家族からはさまざまな質問が寄せられ、在学生との会話を通して、本学での学びや学生生活への理解を深めている様子がうかがえました。

モニタを使って説明をする在学生 参加者の質問を聞く在学生

畳のスペースや浴室設備など、自宅の環境を再現した実習室では、ポスターや動画を用いて、訪問看護の仕事内容や役割について紹介しました。また、参加者は実習で使用する浴室設備を見学しながら、訪問看護に必要な技術や学びについて理解を深めました。会場には血圧測定の体験コーナーも設け、多くの参加者が体験しました。
実習室に展示された介護箸に興味を示した高校3年生は、「初めて見るものが多く、実際に使われている用具を見ることができて、とても良い経験になりました」と感想を話していました。

血圧測定体験の在学生看護師 介護箸を試す

窪島助教が糖尿病や血糖値について講義を行った後、参加者は血糖測定器を用いて3種類の液体に含まれる糖の量を測定し、最も糖分が多い液体を予想する体験に取り組みました。
参加者は実際に測定機器に触れながら、血糖測定の仕組みについて理解を深めました。教室には多くの参加者が訪れ、満席に近い状態が続きました。

検査キットが置かれた席に座る多くの参加者 窪島教授の講義の様子

「入院して治療を受ける子どものベッド周囲の状況や生活を具体的に考えてみる」をテーマに、村田助教が小児看護における子どもへの関わり方について講義を行いました。

小児看護学に集まる多くの参加者

教室には子ども用ベッドに寝かせたモデル人形を設置し、参加者は講義後に人形を抱き上げるなどしながら、小児看護への理解を深めました。

小児看護学の説明をする在学生 モデル人形を抱き上げる参加者

参加した高校1年生からは、「子どものケアには気を付けなければならないことがたくさんあると分かりました」との感想が寄せられました。

「あなたの手、本当にきれい?見えない汚れを数値で測り、ミクロの世界を見てみよう」をテーマに、川上教授が講義を行いました。
講義後には、学生のサポートのもと、「ATP(アデノシン三リン酸)ふき取り検査法」を用いて手洗いの効果を数値で確認する体験を行いました。参加者はルシパックペンを使って手の汚れを測定した後、手洗いを行って再度測定し、手洗い前後の数値の変化を確認しました。
参加者は、目に見えない汚れを数値で比較することで、手洗いの効果について理解を深めました。

検査方法を説明する在学生 検査キットを手にする参加者

在学生が案内役を務め、実習室や講義室、図書館、学生ラウンジ、食堂などを巡る学内見学ツアーを実施しました。
参加者は在学生の説明に耳を傾けながら学内を見学し、本学での学びや学生生活について理解を深めました。

実習室Aで話を聞く学内見学ツアー参加者

実習室には28台の看護ベッドが設置されており、その広さに驚く参加者の姿も見られました。また、シミュレータールームでは、さまざまな看護場面を想定した演習に使用するモデル人形を紹介しました。このモデル人形は、呼吸音や心音の聴診、血圧測定、脈拍触知など40項目以上の手技に対応しており、実践的な学習に活用しています。
このほか、空き教室を自習スペースとして利用できることなど、学生の学習環境についても紹介しました。

シュミュレータールーム横たわる複数のモデル人形 パソコンが並ぶ情報処理学習室

オープンキャンパス開催中は、約5万冊の蔵書を有する図書館を自由に見学できるよう開放しました。また、オープンキャンパスの企画の一つとして、電子書籍や動画教材などのICT教材を紹介し、参加者は実際に教材を見たり操作したりしながら、本学での学びについて理解を深めました。
最初に図書館を訪れたという参加者からは、「ICT教材が豊富でびっくりしました」との感想が寄せられました。

看護学の書籍が並ぶ書棚 図書館を見学する参加者

酷暑の中での開催となりましたが、当日は多くの方にご来場いただきました。 参加者の中には、「看護学を学びたいという娘が、この大学を見つけて参加しました」と話す、母娘で参加した方もいました。 また、保護者の方からは、「大学の概要説明がとても分かりやすく、保護者として参加して良かったです」との感想が寄せられました。
高校生からは、「パンフレットに載っている内容だけでなく、実際に来てみて初めて分かることが多く、とても参考になりました」との感想も聞かれました。

1階の実習室では障がいを持つ方の就労支援を行っている「セルプきたかせ」によるパンや小物の販売が行われ、参加者の皆さんからも大変好評でした。

セルプきたかせのパン セルプきたかせの小物商品

プログラム終了後、来場者を見送った在学生は、「来場された皆さんの悩みや不安が少しでも解消されていたらうれしいです」「高校生の相談に乗ることで、進路や受験の手助けができたことをうれしく思います」と、今回のオープンキャンパスを振り返りました。

当日は多くの高校生や保護者の方にご参加いただき、本学での学びや学生生活を知っていただく機会となりました。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

入試に関する情報はコチラ

ページTOPへ