3年生向け就職支援ガイダンス

2月27日(木)8:50~11:30

就職活動について ・応募書類の準備 ・面接対策 ・小論文対策 キャリアプランニング
(株)マイナビ 武藤 由莉 氏
就職活動の進め方について ・教員による就職活動への支援について ・推薦状等が必要な場合の手続き ・内定後の大学への報告について
嵐弘美 准教授、笠井由美子 講師

4月から4年生として本格的な就職活動に入る3年生を対象に、就職支援ガイダンスを開催しました。

就職支援ガイダンス
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はじめに、国試・就職支援委員会委員長の荒木田美香子副学長が挨拶に立ち、就職戦線が早まっているなか、今日のガイダンスで学んだことを確認して今できることを確実に実行しながら、4年生の前半は就職活動、中盤から後半には国家試験に注力してほしいと激励しました。

就職支援ガイダンス

続いて、株式会社マイナビ メディカルキャリアサポーターの武藤由莉氏に「選考対策講座」の講義を行っていただきました。

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武藤氏は、就職活動の準備として、いつまでに何をするべきかという全体スケジュールを示し、採用試験のピークとなる4年生の4月に向けて自己分析を固め、あわせて病院研究を行い、これをベースとして選考に向けた準備をすることを勧めます。実際に、学生も「マイナビ看護学生」アプリを使って関心のある病院を検索し、その選考方法を確認しました。それから、「履歴書や書類の送付」「自己 PR・志望動機のポイント」「面接時のマナーとポイント」「小論文対策」について、順を追って詳細に解説してくださいました

就職支援ガイダンス
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「履歴書や書類の送付」では、応募書類の書き方を丁寧に解説。そして履歴書やエントリーシートが、書類選考時の判断材料になること、さらに面接時にはその内容をもとに質問されることになるので、エントリーシートや履歴書と面接の内容に相違がないようにしてほしいと注意を喚起しました。

「自己 PR・志望動機のポイント」では、文章作成の流れを示したうえで、人柄が伝わることの大切さを強調するとともに、「自分らしさ」を伝えてほしいと訴えました。自己PRでは、自分がどんな特徴を持った人物なのかを伝え、そしてそれが志望する病院と適正が合致しているか、ひいてはその病院で活躍できる素質があることを伝える必要があります。だからこそ、自己PRの土台となる自己分析が重要になります。そこで、「学生生活のなかで頑張ったこと」をテーマに、その経験の中で力を入れて取り組んだことや、そのために行った努力、得られた学びなどをまとめる「経験の棚卸し」に学生がチャレンジ。迷いなく書き進める学生もいれば、ペンを止めて考え込む学生も。時間を少し延長して完成させると、次はこの棚卸しをもとに、自己 PR の文章の組み立て方について学びました。

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「面接時のマナーとポイント」では、面接の種類や、面接においてチェックされるポイント、身だしなみや入退室のマナーなどを具体的に説明。挨拶や表情、姿勢など、言葉以外でも印象が伝わるといい、建物に入って出るまでが面接の場だと心得るよう注意喚起しました。加えて、面接では履歴書に書いた内容がさらに掘り下げられるため、自己分析や病院研究といった事前準備が重要であると強調します。そして面接官の質問に答える際は、結論からその具体的理由という順序で簡潔にまとめること、最後に逆質問を振られることがあるので、熱意や意気込みが伝わるような、仕事内容やキャリアについての質問を用意して臨むこと、といった有効なアドバイスがなされました。

最後に「小論文対策」では、「読み手・目的を意識する」「根拠を明確にする」「わかりやすい文章を書く」という押さえるべき3つのポイントを示していただきました。原稿用紙の使い方や文章表現の注意点などをはじめ、小論文には自分の主張と根拠が必要なこと、「序論」「本論」「結論」で構成することといった小論文作成の要点が教授され、1時間半に及ぶ密度の濃い講義が終了しました。

就職支援ガイダンス
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次に、就職意向調査を行った後、国試・就職支援委員会の嵐弘美准教授が、円滑に就職活動を進め、希望する進路が実現できるよう、就職活動の進め方についてのルールや注意点を説明しました。しっかり準備をすることが、就職活動の勝因となるとしたうえで、スケジュールを立て、可視化してまとめることをアドバイス。そして、入試種別や奨学金による要件を遵守すること、内定受諾書類を提出後は原則として辞退しないことといった大原則のほか、複数の試験を受ける場合、進学や保健師等として就職希望しながらも看護師としての就職先を確保したい場合、就職先が決まった場合における基本ルールと注意事項を確認しました。加えて、大学のサポート体制も示しました。教員による就職活動のサポートを希望する場合は、事前にアポイントを取ること、その際は日程に余裕を持って依頼する必要があることを伝えるとともに、推薦状が必要な場合の手続きについても説明しました。

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続いて同委員会・笠井由美子講師が、学生にとって有効な参考資料を提示。過去5年の面接内容や、さまざまな病院の採用試験における過去の小論文テーマ一覧が用意されていることを示しました。面接はエントリーシートに準じているので、エントリーシートの準備を確実に行っておくことを呼びかけ、近年の面接傾向も明らかにして学生の心構えを促しました。

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最後に、3年担任長の掛田崇寛教授が、「学生生活の最後の1年、目標を設定してしっかり準備をし、良いスタートを切ろう」と呼びかけました。そして、働きたい病院に対して自分に何ができるか、組織に貢献するというマインドを持って就職活動に望んでほしいとエールを送りました。

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学生は、就職活動に続いて国家試験が控えています。就職ガイダンス終了後、4年生後期の国家試験対策に向けて、必修問題の250問テストの問題と解答の配布を行いました。

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