2022
OPEN CAMPUS
REPORT
2022.08.07

夏休みを利用して行われた川崎市立看護大学オープンキャンパス。
完全予約制として人数や時間を制限し、万全の感染症対策のもとで行われました。
リアルならではの新しい発見があり、大学生活をイメージできる一日となりました!

受付開始

ようこそ川崎市立看護大学へ!
学生スタッフが、受付で元気にお出迎え。
検温・消毒を行い、入口で密にならないよう先輩学生が対応しました。

大学概要説明

約300名を収容できる「講堂」で、席の間隔を空けて着座。まずは、坂元学長が登壇。
「川崎市立看護大学は市立とあるように地域医療を重視して、医療従事者を育成する大学です。『あしたの地域医療を担う看護職』を目指しましょう」という言葉が印象に残りました。
次いで、副学長の荒木田先生がスライドを使って分かりやすく大学と入試についての紹介をしてくださいました。
先輩たちがなぜ川崎市立看護大学を選んだのか、ここで何を身につけて、何を目標としているのか、進路を考える参考になりました。

看護体験実習

基礎看護学

基礎看護学のコーナーでは、手洗いの大切さ、患者さんの観察の仕方を体感していただきました。
新入生が最初に学ぶ看護技術演習の一つが「手洗いの大切さ」です。 実際に粉末を手に付けて拍手をすると、どれくらい粉末が飛散して、手について細菌(粉末)が伝播していくかを実験しました。結果は...ぜひ次回のオープンキャンパスでお確かめください。
また、患者さんの観察の仕方では、心電図を見ながら脈拍を図る実習体験をしていただきました。実際の検診が疑似体験できると好評でした。

精神看護学

人は話を聴いてもらえることで、生きていくエネルギーを回復させたり、新しい生き方を見つけたりすることができます。
精神看護学のコーナーでは、話を聴くことが、他者の自己理解に繋がることの体験をしてもらいました。
2名1組になり相手の話を聞き、その話を基に相手にプレゼントしたいものを「絵」にする実習でしたが、珍回答が続出し、会場が笑いに包まれました。

小児看護学

小児看護学のコーナーでは新生児の成長発達や胎外生活適応への過程における看護の一部を体験していただきました。
実物そっくりな新生児の人形を抱っこした参加者からは「人形でもこんなにかわいいんだから、実物の赤ちゃんはもっとかわいいんだろうなぁ」
「見るのと実際やるのとでは、全然違うな」などの声が聞かれました。

母性看護学

母性看護学のコーナーでは、産まれたばかりの赤ちゃんのお風呂入れ(沐浴)に挑戦!湯舟に落とさない かドキドキ。
お風呂から上がった赤ちゃんはとても気持ち良さそう。「私でも腰が痛くなるから、産後のお母さんはもっと大変だろうな」など
将来出会うかもしれないお母さん・赤ちゃんのことを想像しながら懸命に取り組んでいました。

老年看護学

老年看護学のコーナーでは、疑似体験装具(イヤーマフやゴーグル、手袋など)を装着して、高齢者の日常生活動作を擬似的に体験。
加齢による身体的な変化(視覚,聴覚,手指の巧緻性のなどの低下)を知り、高齢者の気持ちやコミュニケーションの取り方を学びました。
「若者にとっては何気ない日常生活が高齢者には困難であることがよくわかった」という感想が聞かれました。

成人看護学

成人看護学のコーナーでは、患者さんの生活環境や家族、仕事、価値観などは一人ひとり異なることを理解し、個々の患者さんについて知る事の大切さを学びました。
実際の患者さんが記録した治療記録などを閲覧しながら、看護師として幅広い知識と教養をもつことは非常に役立つこと、そして、規則正しい生活を自分自身で管理することの重要性を学んでいただきました。

デジタル学習

タブレットでのデジタル学習を体験していただきました。看護師は国家資格ですから、当然国家試験に合格しなければ成れません。
国家試験は試験科目が10科目、必修問題50問、一般問題は130問、状況設定問題30問と幅広い知識が求められます。この試験勉強に役立つのがデジタル学習です。
画像や動画も多数収録され、試験問題も試せます。川崎市立看護大学ではデジタル学習を積極的に取り入れ資格取得をバックアップしています。

グループ相談

入試のこと、授業のこと、キャンパスライフのこと、どんなことでも真剣に聞いてもらえるグループ相談の場です。
先輩学生から「コロナ禍で不安な人もいるかもしれませんが、やるべきことをきっちり準備すれば大丈夫です」という言葉に励まされ、
参加者からは「的確な答えやアドバイスがもらえたので、不安が解消した」という声も。

PPE体験

希望者にはPPE(個人防護具)の着脱の体験を開催しました。先輩学生指導の下実際に着脱を体験。
患者様や医療従事者を感染から守る最も重要な作業の一つで、身に付ける際には肌が露出しないようすることや
脱ぐ時のことを考えて汚染箇所を触れないよう工夫した着用が大切であることを学びました。
実際に着用してみると肌が露出しないため暑く息苦しさもあり、感染予防を徹底する大変さの一端を身をもって知ることができました。

参加者アンケートより(一部抜粋)

  • ・学生との交流会で、学校生活の詳しい事まで聞かせて頂けたので良かった。
  • ・学生から入試や勉強法、大学に入ってからについてなど、お話を聞くことができてとても良かったです。
  • ・キャンパス内、特に講堂が明るく、とても過ごしやすそうだなと思った。さらに看護着も色を選ぶことが出来るという事で時代にも反映しているいい学校だと感じた。
  • ・建物が綺麗でとても勉強しやすそうな教室でした。また見に行きたいなと思っています!!
  • ・先生方や生徒さんの雰囲気もよく、すごく優しい先生が多いとたくさんの生徒さんが仰ってたので、自分も入りたいなと頑張ろうと思えました。
  • ・先生も先輩もとても親切で、看護師になるために必要な知識や技術も、充実した施設、環境の中で確実に身につけることができ、貴校に入学したら、充実した大学生活を送ることができると感じました。貴重な体験をありがとうございました。
  • ・楽しそうな大学生活を送っている先輩方をみて、私も勉強を頑張って先輩方のような看護学生を目指したいなと思いました。
  • ・先生方と学生の距離が近く学校全体に明るい雰囲気を感じました。先輩がお話して下さった通り、授業では先生方が親身になって教えてくれる、そんな雰囲気を感じました。
  • ・大学についてまだよく分かっていない部分が多かったけれど、入学したら充実した大学生活を送ることができる大学だなと感じました。

オープンキャンパススタッフレポート

パンフレットでは伝わりにくい川崎市立看護大の楽しさや
普段の看護大生を見て魅力が伝わっていたら嬉しい!

O.Iさん
2022年度入学

私もまだ1年生なので、川崎市立看護大学について知らないことが多いのですが、そこは先輩というよりも数か月前までは参加者の皆さんと同じ受験生だったという目線と、昨年は実際川崎市立看護大学のオープンキャンパスに参加した経験を踏まえて、参加者さんとお友達のようにお話ししたいと思ってオープンキャンパスに参加しました。
実習体験などは、こんな学習もあるんだと、上級生しかやらないような実習を一緒に学びながら参加できたので私自身とても有意義でした。
私が相談会で担当した参加者さんは、県外からいらっしゃった方も多く、一人暮らしのこととか、アルバイトのことなど、実生活の質問が多かったです。今から入学後の生活まで考えて入試の準備をしてるんだと思うと、年下ながら受験生の皆さんはすごいなと感心しました。
そんなやる気満々の皆さんと来年の春にはお会いできることを楽しみにしています。

N.Mさん
2022年度入学

今回2回目のオープンキャンパススタッフを務めさせていただきました。
看護実習体験は各先生が担当されるので、私たちはあまり参加者と接点がないのですが、グループ相談の席では直接お話ができるので、大学の魅力であったり、普段の生活についてお伝えしようと思いました。
参加者の皆さんは将来の進路を考えて不安も抱えているかと思うのですが、少しでも不安を解消できるように、自分の体験を含めてできるだけ正確にお伝えするように心がけました。
特に相談内容としては、受験方式や勉強の仕方など入試に関する相談が多かったので、勉強の仕方や自分が使った参考書などをアドバイスさせていただきました。また高校1年生や2年生の参加者も多かったので、看護大学に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
こうした話を通じて今年の参加者はレベルが高いなと感じ、自分たちも更に頑張らなきゃと思ったオープンキャンパスでした。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。進路選択の参考になれば幸いです。
本学では、11月から推薦入試の出願を開始しますので、ぜひご検討ください。

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